1: 終国速報がまとめています。 2022/09/03(土) 20:04:27.55 ID:mRrU5guf9
米国で若者の「フェイスブック離れ」が顕著だ。10代を対象とするSNS(交流サイト)の利用実態調査によると利用率は過去約8年で半減した。入れ替わるように「ユーチューブ」や「ティックトック」などの動画系SNSが台頭し、若年層の「可処分時間」の奪い合いで優位に立っている。

米カリフォルニア州パロアルトの高校に通うエレナさん(16)は国内外の友達とつながるために複数のSNSを使い分けているが、米メタが提供するフェイスブックはアカウントを持っているだけで普段は全く触らない。利用者層は親世代というイメージが強く、「友達との話題にものぼらない」という。

利用者が増えるほどサービスの価値が高まる「ネットワーク効果」によって世界で19億人超が使うまでに成長したフェイスブックだが、近年は若年層への浸透に苦戦している。米調査会社のピュー・リサーチ・センターが米国に住む13~17歳を対象に実施した調査によると、2014~15年に71%だった利用率は22年には32%に落ち込んだ。

総額440億ドル(約6兆円)の買収をめぐって米起業家イーロン・マスク氏との法廷闘争に突入した米ツイッターも同様だ。14~15年に33%あった10代の利用率は22年には23%にまで低下した。サービス開始から約16年が経過し、利用者の年齢層は上昇傾向にある。



20代以上のSNS利用者にとっては会社の上司や取引先と半ば義務的につながることも多いが、こうしたネットワークの広げ方はまだ社会に踏み出していない10代には受け入れられにくくなっている。望まないタイミングや内容の投稿は、たとえ知り合いのものであっても今の若者にはスパム(迷惑)メールのような存在に近いという指摘もある。

こうした不満の解消に成功しているのが米スナップの「スナップチャット」だ。投稿のたびに共有先や表示時間を手軽に指定できるなど、きめ細かな機能で若者らの支持を集める。14~15年に41%だった利用率は約8年間で18ポイント上昇し、22年には59%に高まった。

フェイスブックを押しのけ、22年の調査で10代の利用率が95%となり圧倒的なトップだったのが米グーグルのユーチューブだ。中国発のティックトックも67%で2位となるなど、動画系SNSの米国の若年層における人気ぶりが鮮明になった。

米中西部イリノイ州の大学に通う女性(18)は「他の人々の生活をのぞくことができるのがユーチューブの魅力だ」と話す。動画で目にしたライフスタイルが「自分の生活のインスピレーションになる」といい、1日に4時間前後をSNSの利用に費やしている。

若年層はSNSに入り浸っているイメージが強いが、ピュー・リサーチ・センターの調査では全体の26%がSNSをやめるのは「ある程度簡単だ」と答え、20%は「とても簡単だ」と回答した。年齢が低くなるほど、SNSから離脱することへの抵抗が少なくなる傾向も判明した。

14~15年の調査で10代の33%が利用していた「グーグルプラス」はすでにサービスを終了した。若年層の利用をつなぎ留められるかどうかは、SNS各社にとって重たい経営課題となりつつある。(シリコンバレー=白石武志、ニューヨーク=弓真名)

日本経済新聞 2022年9月3日 3:09
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN134AV0T10C22A8000000/

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